製品全般
エアーブラスター
ヴォルテクサー
超音波洗浄機
ウォーターミスト
エアームースガン
音波式スプレー洗浄機
「ロータリーパルスエアー」とは、当社開発特殊ノズルチューブによって、噴射の反作用のみで回転/スイングする力(遠心力)を持ったドーナツ状/線状のエアーのことです。
ノズルチューブの運動により周期的にエアーがあたることで振動(パルス)効果が与えられ、従来と同じエアーの力で+αの力も得られることが特長です。
ショックガンとは、特殊ノズルを使う事によりロータリーパルスエアーを発生させ噴射するエアーブローのことです。ノズルの回転により発生するロータリーパルスエアーは低圧でも強力。溝や隙間の汚れも強力に落とします。
主な違いはエアーの打力です。ショックガンシリーズの品番の最後に「S」が付いている製品は、長さが短く口径の小さい強打力タイプになります。これをさらに改良し超強打力化した製品が「エアーブラスター」です。ご使用の用途によってお選びください。
製品写真を見ていただければおわかりと思いますが、ノズルの回転に外部動力などは一切使用していません。 噴射の反力を利用しノズルを回転させています。例えると水道に長いホースを付けて勢いよく水を出せば、ホースの先端は暴れますよね? この暴れる力をスムーズに回転させることでロータリーパルスエアーを発生させています。
通常のエアーブローは“点”での噴射ですが、ショックガンシリーズは“線もしくは円”での噴射になります。ワーク面に対して線や円で当たるため作業効率がとても良く、エアーの省エネにもなります。通常のエアーブローでは落としきれない頑固な汚れでもロータリーパルスエアーの強力エアーでキレイに落とします。
例えると、ブラシ等で汚れを落とす時、ブラシを上からたたきつけても汚れはキレイに落ちませんよね。ブラシをゴシゴシ動かす事によってはじめて汚れはキレイに落ちます。エアーも同じです。上から吹き付けるだけではなく、吹き付けながら動かす方がよりキレイに汚れを落とせるというわけです。
各製品ページの仕様に掲載されている「エアー圧」「エアー量」を基準に、連続使用される場合、想定されるエアー量(使用空気量/吐出し空気量)は 50%以上の余裕を持って機種をご選定ください。
エアー種類についてはオイルフリーエアー(無給油式)タイプを推奨します。オイル式をご使用の場合は、フィルター及びセパレーターをお使いください。
エアー圧0.4〜0.8MPa、エアー量0.5MPa時150リットル毎分で常用されたい製品であれば…
制御圧力: | 0.65〜0.8MPa程度(常用圧に+0.1〜0.2MPa程度の余裕を持ったもの) |
使用エアー量: (使用空気量/吐出し空気量) |
225リットル毎分(150リットル毎分に50%以上の余裕を持ったもの) |
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初期型トルネーダーは洗浄に主眼を置いたベーシックタイプです。 洗浄能力の高さと手軽さを両立している、もっとも基本的なタイプです。洗浄はもちろんエアー噴射による除塵や乾燥など、様々な用途に活用することが出来ます。ワンタッチレバーで「洗浄液+エアー噴射」と「エアー噴射のみ」を切り替え可能です。
ソニックトルネーダーは微粒子噴霧・塗布に主眼を置いたタイプです。初期型トルネーダーよりもさらにノズルを高速回転させ、非常に細かい微粒子状の薬液を噴霧することができます。
非常に細かい微粒子状なので液ダレし難く、サッと吹く程度で広範囲に効率よく塗布できます。無段階バルブにより、目的や用途に合わせた噴霧流量の調節が可能です。また、首振りタイプや自動ラインに組み込めるユニットタイプもあります。もちろん初期型トルネーダーのような洗浄用途にもご利用いただけます。
ガンの刻印は、ガン部分の製造工程で付けられたもので、ガリュー製品の品番ではありません。
品番については、コーンがあるガン付・ノズルユニットの製品では、以下の位置(図の▼)付近に品番シールを貼付しております。(*例外もあります)
ノズルチューブは繊細な部品です。使用圧力が違ったり、ゴミやほこり・薬剤など汚れが付着したまま使用を続けると、破損したり著しく寿命を縮める原因となります。
また、コマ位置とのバランスで回転するため、コマ位置を動かしてしまうと回らなくなる事があるため、コマ位置は変更しないでください。(通常のエアー噴射でコマが動く事はありません)。
コマの位置ずれが原因と思われる場合は、弊社で調整修理いたしますので、ご相談ください。
お問い合わせ
ショックガンノズルの特殊なエアーブローで吸引衝撃波が交互に発生し、微細な金属バリにだけ繰り返し加重がかかり不要なバリ部分が金属疲労を起こすことによって、バリだけをピンポイントで効果的に除去します。
エアー圧も低〜中圧程度なので、高圧スプレー式や研磨式のようなワークへのダメージもありません。
コーティング剤の種類によっては、水や溶剤類と反応してゲル状に硬化したり、コーティング剤もそのまま放置し乾燥すると固着する事例がございます。使用後は、目視で液剤が出なくなるまでエアーのみをしっかりと空吹きしインナーチューブ内にコーティング剤が残らないようにしてください。
身近な超音波洗浄装置として、メガネなどの超音波洗浄機が有名でしょう。現在は、このような水槽を使った超音波キャビテーション現象(*1)を利用したシステムが主流です。しかし洗浄する対象が大きくなると必然的に水槽も大きくする必要があり、対象によってはかなり大掛かりな装置になってしまいます。また、洗浄面以外も濡らしてしまうという問題点があります。
当社では、水槽を使わず大気中で超音波を発生させる洗浄装置を世界で初めて実現しました。独自の二段階ミキシングと高速回転ノズルを組み合わせることで、水槽という枠を取り払い、対象をほとんど濡らす事なく(洗浄面がしっとりと湿る程度)、超音波洗浄をより自由に手軽な物へと飛躍させています。
(*1) 超音波キャビテーション現象
超音波振動により低圧力の気泡が急激に発生→膨張→圧壊する現象
ミキシングバランスを保つための加圧タンクです。水とエアーの圧力を1:1で同時に加圧しています。
ノズル部分の性能だけを見るとほぼ同一なのですが、SPT-01U では性能を発揮するためのユニット設計を必要とします。
主に洗浄機メーカー向けに OEM 供給している製品で、今の所 100 台以上のロット生産とさせていただいております。
初期型トルネーダー(*注)はプロ仕様の洗浄機として十分に優れた性能を持っていますが、さらに洗浄能力を極めたのがスーパーソニックトルネーダーで、通常の汚れは勿論、さらに水垢汚れなどの通常は落ちにくい汚れまで洗浄可能になっています。
このように特殊な洗浄機ですから、他製品との差別化を図れますが価格は若干高くなってしまいます。洗浄目的とご予算によってお選びください。また、特殊な汚れなどはお気軽にご相談ください。
(*注)初期型トルネーダーは超音波洗浄ではありません。
種類にもよりますが、「アルミニウム」「マグネシウム合金」など高速回転の軽切削でしたらお使い頂けます。
噴射されるミストは、粒子が非常に細かく蒸発しやすいため、錆や腐食の防止にも効果を発揮します。
液体の比熱では水が一番大きく冷却力が優れています。また、当社独自ノズルで水が微粒子化されているため蒸発しやすく、気化熱を奪い温度が下がります。使用する水量は 0.5 ミリリットル / 分程度です。
次に、微粒子状態の水は、工具とワークの間で、摩擦の緩和・摩擦熱を抑える働きをします。このため刃がよく切れる状態が長く維持され、刃こぼれ・バリが減り切削面が滑らかになります。
(画像)切削面が滑らかになる効果
多くの切削油はミスト・煙や臭いが発生します。作業者や室内の、臭いや油汚れに悩まされることも少なくありません。また、加工後よく洗浄する必要があり、作業終了後には廃油処理で環境汚染に注意する必要があります。
ウォーターミストでは微粒子化した水を使うため、このような悩みから解放されます。わずか 0.5 ミリリットル / 分程度の水量なので湿度が極端に上がることはありません。臭いも発生せず、加工後の洗浄や廃油処理も必要ありません。使用するのは特殊な水ではなく、ごく普通の水道水で十分です。
ただし、ワークの種類によっては油の方が向いている場合があります。お気軽にご相談ください。
「界面活性剤を配合した中性の洗剤」のご使用をお願いいたします。詳しくは薬剤メーカー様にご相談ください。
酸性・アルカリ性の薬剤、可燃性物質、有機溶剤、リモネンや果物酸を配合した洗剤などはご利用いただけません。
弱酸性・弱アルカリ性薬剤をご使用になる場合は、エアームースガン弱アルカリ・弱酸性洗剤対応仕様/AMG-PHをご利用ください。
細かい気泡を含んだ軽いムース状にすることによって、垂直面(壁・扉など)や凹凸のある複雑な形状をした機械(ローラー・歯車など)の奥や隙間にムース状の薬剤が長時間留まり、汚れを浮き上がらせて引き剥がしやすくなります。
また、薬剤を塗布した場所としていない場所がはっきりと可視化できるので、広範囲に効率良く塗布して安全性の向上とコストダウンにつなげることができます。
(画像)洗剤をムース状にして噴射
エアーと界面活性剤入りの洗剤をミキシングすることで、エアーをたっぷり含んだ軽いムース状にします(特許第4485021号)。タンクに圧力をかけない安全な吸上げ式なので、小型軽量で経済的です。エアー量と液量を調節することが出来るので、用途に合わせた様々な性質の泡を作り出すことが可能です。
2メートル吸上げチューブ仕様をお使いいただくと、大容量の別タンクから薬剤を吸上げて使用することが可能になります。
食べ物を扱う場所では、細菌やウィルスなどの発生・増殖を抑えるために毎日の清掃・洗浄作業がかかせません。ISOやHACCPといった安全管理指標によって、欧米の食品工場では、整理整頓を行って現場で使うものを最小限に減らし、壁や床やビニールカーテン・作業台や機械に泡状の洗浄剤を吹きつけ、汚れを浮き上がらせてから水洗いを行う泡洗浄が常識となっています。
近年では国内でも泡洗浄が推奨され、小型軽量で良質な泡が塗布できるエアームースガンをご愛用いただいております。
通常の高圧洗浄機は、水のみの高圧洗浄なので、エアコン室外機のアルミフィンなどは圧力を下げないと曲がったりしてしまいます。また水や洗浄剤の使用量が多いので廃液回収は困難です。
音波式スプレー洗浄機では、洗浄力を保ちながらも圧力は低いため、アルミフィンでも曲がることはありません。エアーと水の混合体なので使用量は10分の1以下と少なくて済みます。また洗浄後の水切り乾燥もワンタッチ切り替えで行えます。