DCダイナモを分解してみたところ、本来あるはずのダイナモトップカバー内のカーレント及びボルテージレギュレーターがないではないかっ!
しかしよく考えてみれば、こんな狭いスペースに機械式のレギュレーターをよく組み込んだものだ…。ドイツ人、恐るべし!
今回は発電用ダイナモのサビ取りと給電部並びにカーボンブラシのクリーニング、ベアリング交換にとどめました。
ちなみにこのダイナモの発電量は、せいぜい45ワット程度です。
ローターコイル及びステーターコイルは、ケーシングに対して偏心しています。そのため、ステーターコイルは片方にしかありません。
なぜこんな格好をしているかというと、ダイナモはチェーンにより駆動しており、クランクシャフトより左右のカムシャフトを動かすうちに、チェーンがたるんできます。
そこで、ダイナモ軸の偏心を利用して、チェーンに適度のテンションを与えているのです。
ドイツ人の合理性が伺える構造です。
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