BMWはスゴすぎる!:BMW R51/2 レストア(7)

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R51はサイドカーを装着するために、フロントフォークの三つ叉にEZステア(イージーステア)を採用しています。

三つ叉はEZステア

これはハンドルを切れば切るほどトレール量が少なくなるという特殊な構造をしています。
通常の三つ叉のシャフトはフォークに対して平行ですが、写真でも判るようにR51/2では数度上部が傾いています。
その理由は…

トレール量とは

直進走行時はトレール量が大きいほど直進安定性があがるのですが、サイドカーの場合、ハンドルを切ったときに、ハンドルが重くなるという特性があり、それを軽減する機構がEZステアなのです。

EZステアは、サイドカーで有名なR50、R60、R69などのアールズフォークが採用される前のシステムになりますが、現在でも一部のトライアル車には採用されているようです。 ちなみにアールズフォークの名称の由来はアールズ氏(Ernie Earles)の発明によるものです。

BMWはパラレバーやテレレバーなど斬新なサスペンションを数多く出しています。他社メーカーも見習ってほしい所です。

今回の最後は、フォークスプリングとフォークの写真です。

フロントフォークとフォークスプリング フロントフォーク

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コンチハ!後輩の木村です。 面白い日記、始めましたね、時どき拝見いたします。 錆付いた金属同士、昔なら加熱しましたが…最近は冷却+潤滑のスプレーが便利ですよ。 http://www.loctite.jp/jpj/content_data/326844_L92_FreezeRelease.pdf 瞬間接着剤のロックタイトからのフリーズ&リリース。 贅沢に吹き付けて冷却、5~10分して油分が浸透したとこでエイッ! 意外に使えますよ。 本業も頑張ってくだされ。 では、また!

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