日刊工業新聞、及びフジサンケイビジネスアイ紙上にて発表されました通り、ガリューは新型 首振り型ノズルユニット(メカスイングノズル)を発表致しました。
ガリューの「新型首振り型ノズルユニット(メカスイングノズル)」は、水圧・エアー圧で生まれる反発力を動力にして、ノズルを高速でスイング(エアーブロー メカスイング/MS-70で毎分350〜700回)させています。噴射する水やエアーは減速することなく通常のノズルと同じ力で噴射されるので、他社製幅広フラットノズル製品に比べ、低圧で大きな効果を得られます。
《他社製幅広フラットノズル イメージ図》
従来の他社製幅広フラットノズルは噴射口を拡張しているため、エネルギーは分散してしまいます。
《ガリュー メカスイングノズル 噴射イメージ図》
ガリューのメカスイングノズルは、ノズルの形状を拡張しないで、高速運動するため、噴射エネルギーが分散しません。
<メカスイングノズルによる除染>
メカスイングノズルは、除染に効果を発揮します。除染とは、放射性物質による汚染を除去することです。汚染直後であれば、一般に水による洗浄で容易に除染できる場合も多いと言われています。例えば、アルミニウム・鉄・ステレススチール・鉛・ガラス・磁器・ペイント塗装面・ゴム・リノリウムなどを用いた床材・外壁・建具などには、水による洗浄も除染には有効です。
ガリューの「新型 首振り型ノズルユニット(メカスイングノズル)」は、自社で考案した「パルスミスト機構」により、高圧洗浄機や水道設備のスプレ--機能を進化・変貌させます。トグル機構を応用した「パルスミスト機構」が、水圧だけで、射出口の「自動・高速・広角首振運動」を可能にします。また、噴霧される水分子は微細化され、ひとつひとつの水分子が振動しながら放射性物質を叩き落とします。こうして単なる水分子が洗浄能力を帯びるのです。対象物に照射される水分子は、どのポイントでも同じ打力で付着した放射性物質を叩き落とします。エネルギーを分散させて広角噴霧する既存のスプレー方式とは異なります。「メカスイングノズルシリーズ」には、水道管に装着するタイプ(写真1)と高圧洗浄機に装着するタイプ(写真2)があります。
メカスイングノズルによる水切りデモンストレーション(エアーブロー)
高圧洗浄機用メカスイングノズルによる除染 デモンストレーション